2026/05/20

メキシコで考古学調査するってどういうふうにするの?(第5講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラ 第05講


メキシコで考古学調査するってどういうふうにするの?


考古学者というと、地面を掘ったり土器を測定したりしながら、過去の社会を解明する専門家というイメージを持たれるかもしれません。たしかに考古学者の重要な仕事は、古代人が残した痕跡を収集・分析し、それをもとに過去を再構成することにあります。しかし実際の現地調査において、考古学者は単に調査地とラボラトリーを往復しているだけではありません。
考古学調査を計画し、実施し、さらに継続していくためには、現地コミュニティーとの関係を築き、それを維持することが不可欠です。調査には、行政機関との許可申請や各種手続き、土地所有者や地域住民との交渉など、多様なレベルでの調整が伴います。その過程で、多くの人々との関わりが生まれます。現地コミュニティーの理解と協力がなければ、調査を長期的に継続することはできません。そのため、限られた現地調査期間中には、調査の進捗状況を報告したり、地域の祭りに参加したり、ときには住民と飲食を共にしたりしながら、信頼関係を維持することも重要な仕事となります。
本発表では、メキシコ考古学に携わってきた発表者自身の経験をもとに、考古学調査が実際にどのような手順で進められるのかを軸として、現地調査の実態と、その背後にある人々との関係構築について紹介します。


日時    2026年6月27日(土) 15:00 - 17:00 ※土曜日です!
発題者    福原弘識(埼玉大学)
オンラインzoom開催 (録画配信アリ)
参加費    500円
申し込み Peatix
    https://abya-yala216.peatix.com
問い合わせ 水口良樹yokishi@river.dti.ne.jp


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ米講★アビヤ・ヤラでは、金銭的なハードルで参加しづらくなることのないように、開かれた学びの場となることを考え、参加費を極力安くおさえて運営しております。同時に、できる限り発題者の方に適正価格の謝金を支払えるようにできるだけたくさんの方に参加いただけるよう、そして心ある(そして余裕のある)方にはぜひ少額でも寄付をいただけましたらうれしく思います。もしよろしければどうぞご協力いただければうれしく思います。 

2026/05/10

画家 富山妙子と近代世界: ラテンアメリカの旅を通じて(第4講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラ 第04講


画家 富山妙子と近代世界: ラテンアメリカの旅を通じて


 2021年に没した富山妙子(とみやまたえこ)(1921-2021)は第一に画家、芸術家であった。音楽や言葉を自らの作品につけスライドを、自ら上映する会を、長きにわたり行っていた。その点では芸術の活動家だ。彼女は戦後日本の炭鉱を歩き回り、その姿を描いた。その後日本のアジアに対する植民地主義、韓国民主化運動や戦時性暴力、アジア人女性の労働運動などとかかわり、テーマとした領域も作品も幅広い。ポストコロニアリズムやフェミニズムの先駆けでもあった。
 没する直前に韓国の延世大学で2021年に「記憶の海へ」と題された富山妙子の作品展が開催された。また昨年、真鍋祐子監修、『越境のアーティスト富山妙子』(皓星社, 2025)が出版された。彼女の活動は歴史や社会に対する批評性に深く根ざしており、残した作品や著作物もいまだに私たちにさまざまなことを示唆し続けている。
 富山にとって1950年代の炭鉱の世界から、広く近代世界の問題へと目をむける契機になったのが、神戸からブラジルへ移民を乗せた船に乗って行った1961年のラテンアメリカへの旅であった。富山妙子、『中南米ひとり旅』(朝日新聞社, 1964)をはじめ富山はたびたびラテンアメリカに触れ、語っている。登壇者はそのことについて調べ、論考を書いた。ラ米講アビヤ・ラヤでは富山妙子の作品、著作を読みとき、彼女がどのような問いを立て、現在へと投げかけているか、また彼女にとってラテンアメリカとはどのような場所であったかを共有したい。


日時    2026年5月25日(月) 19:00 - 21:00
発題者    高際裕哉(慶應義塾大学他非常勤講師、スペイン語圏文学・文化研究)
オンラインzoom開催 (録画配信アリ)
参加費    500円
申し込み Peatix
    https://abya-yala215.peatix.com
問い合わせ 水口良樹yokishi@river.dti.ne.jp

真鍋祐子監修 越境のアーティスト富山妙子(皓星社, 2025)
 購入サイトはこちらから
 
 
ラ米講★アビヤ・ヤラでは、金銭的なハードルで参加しづらくなることのないように、開かれた学びの場となることを考え、参加費を極力安くおさえて運営しております。同時に、できる限り発題者の方に適正価格の謝金を支払えるようにできるだけたくさんの方に参加いただけるよう、そして心ある(そして余裕のある)方にはぜひ少額でも寄付をいただけましたらうれしく思います。もしよろしければどうぞご協力いただければうれしく思います。

 
ラ米講★アビヤ・ヤラnote https://note.com/abya_yala_jp 

 

メキシコで考古学調査するってどういうふうにするの?(第5講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラ 第05講 メキシコで考古学調査するってどういうふうにするの? 考古学者というと、地面を掘ったり土器を測定したりしながら、過去の社会を解明する専門家というイメージを持たれるかもしれません。たしかに考古学者の重要な仕事は、古代人が残した痕跡を収集・分析し、それ...