2026/09/08

ラテンアメリカ写真/記憶と記録の間に(第8講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラ 第08講

ラテンアメリカ写真/記憶と記録の間に


ラテンアメリカ写真というジャンルは果たして成立するのか。1839年、世界最初の写真とされるダゲレオタイプ、いわゆる銀板写真の発明からわずか一年後には、ラテンアメリカ大陸に写真術が紹介されました。同じ時間経過をたどりながら、あらゆる時空の物語を記録してきたその写真は、他者の記憶をどのように作品化してきたのか。かの大陸ほぼ全域を旅しながら、たどり着いた先で「明るい窓」から遠い異郷の地とそこに暮らす人々の生を切り取った、他とは異なる方形の蓄積を眺めて、朧気に浮かんできた想いや物語を共有してみたいと思います。


日時    2026年9月28日(月) 19:00 - 21:00
発題者    白根 全(カーニバル評論家/ラテン系写真家)
オンラインzoom開催 (録画配信アリ)
参加費    500円
申し込み Peatix
    https://abya-yala219.peatix.com
問い合わせ 水口良樹yokishi@river.dti.ne.jp


 

 

2026/09/05

1973年ピノチェトのクーデター後のチリ、サンティアゴに響く抵抗の歌を振り返る:スラムからの歌声(第7講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラの第7回を公開します。今回は、初めてリアルタイム配信なしの録画配信のみという企画になっております。そのかわりという訳ではないですが、今回は話者の千葉泉さんの素晴らしい歌も聴くことが出来ます。質疑応答コーナーが録画内ではできないため、よろしければぜひコメントや質問を残していただけるとうれしく思います。千葉さんもコメントを楽しみにしておられるとのことですので、コメント機能(note、youtube)もしくはメール(yokishi@river.dti.ne.jp)までお寄せください。


ラ米講★アビヤ・ヤラ 第07講

1973年ピノチェトのクーデター後のチリ、サンティアゴに響く抵抗の歌を振り返る:スラムからの歌声


 キューバ革命(1959年)を契機とした変革の波は、ラテンアメリカ各地に広がり、南米のチリでは1970年に、選挙を通じた社会主義の建設を唱えたアジェンデ政権が誕生した。こうした動向に呼応し、ローカルな伝統音楽に根差しつつ、社会変革の過程に積極的にコミットする「新しい歌(ヌエバ・カンシオン)」とよばれる音楽の運動が花開いた。
 しかし、急進的な改革に反対する富裕層や中間層などの反対により、チリ社会の分断が進行する状況の中、米国が推進する反共主義思想の影響を強く受けた軍部が1973年にクーデターを決行し、政権を掌握した。こうして武力で出現した軍事政権により、反対派の人々に対する過酷な弾圧が行われる中、「新しい歌」の歌い手たちは国外への亡命を余儀なくされた。それでも、「新しい歌」の灯が消えることはなく、亡命した音楽家のみならず、チリ国内でもさまざまな社会層・年齢層の歌い手たちの手で、独裁からの解放と自由の復興を訴える無数の歌が創られ、力強いリズムに乗せて人々を鼓舞し続けた。
 本企画では、軍事政権の末期(1980年代後半)に、サンティアゴ南部のポブラシオン(スラム)に居住し、当時の社会と音楽の密接な関わりを強烈に体感し、個人の道のりという点でも大きな影響を受けた千葉泉さんにお話をうかがいつつ、実際に弾き語りでいくつかの曲を熱唱していただきました。


日時 2026年9月4日(金)収録
話し手 千葉泉(大阪大学名誉教授/ラテンアメリカ音楽演奏家・作曲家)
聞き手 水口良樹(ラ米講★アビヤ・ヤラ)
オンライン録画配信(noteのみ) こちら
参加費 500円
申し込み note

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ米講★アビヤ・ヤラでは、金銭的なハードルで学びの機会を得られないということがないように、また開かれた学びの場となることを考え、参加費を極力安くおさえて運営しております。同時に、できる限り発題者の方に適正価格の謝金を支払えるようにできるだけたくさんの方に参加いただけるよう心がけております。それゆえに心ある(そして余裕のある)方にはぜひ少額でも寄付をいただけましたらうれしく思います。 

 

南米植物よもやま話:植物の向こうに見える「アメリカス」(第9講)

 ラ米講★アビヤ・ヤラ 第09講 南米植物よもやま話:植物の向こうに見える「アメリカス」 ヒマワリ、ツキミソウ、エンジェルストランペット… これらの身近な植物はいずれもアメリカ大陸を故郷としています。 今回のお話では、ブログ「南米植物文化研究ノート」で出会ってきた植物を紹介しなが...